NBAのシーズンMVPの決め方など初心者向けに解りやすく解説!

MVP
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NBAのMVPは、レギュラーシーズンを通じて最も優れたパフォーマンスを示した選手に与えられる賞です。

似たような賞で「ファイナルMVP」という賞がありますが、これはまた別の賞になります。

そんなMVPの決め方や選考方法を順にご紹介します!

選考の基準・MVPの決め方について

MVPの選考は複雑で、単純に個人の成績やチームの勝ち数だけで決まるわけではありません。

選手の影響力、リーダーシップ、ストーリー性などが考慮され、メディア関係者達の投票によって決まります。

管理人
管理人

日本でいう所の、横綱の決め方と似ているかもしれません。


主な決め方のポイントは下記の通りです。

統計的な成果
選手の平均ポイント、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックなどの基本的な統計。

・チームの成績
所属するチームのレギュラーシーズンの成績も大きく影響します。トップの成績を収めたチームの主要な選手がMVPに選ばれるケースが多いです。

・影響力
単なる統計だけでなく、選手がゲームにどれだけの影響を与えているか、特にクラッチタイム(試合の終盤における重要な瞬間)にどれだけの貢献をしているかも評価の対象となります。

・リーダーシップ
その選手がチーム内でのリーダーシップをとっているか、他の選手をどれだけ引き上げているかも評価の一部です。

投票する人はどんな人?

MVPの選考は、メディア関係者(約100名)による投票で行われます。

MVP投票券(例)
  1. 投票者: NBAが選出したスポーツライターや放送関係者などのメディア関係者が投票者となります。全体で約100人の投票者が参加します。
  2. 投票方式: 各投票者は、1位から5位までの順番で自らのMVP候補を選びます。1位に10ポイント、2位に7ポイント、3位に5ポイント、4位に3ポイント、5位に1ポイントが与えられる形で、ポイントが割り当てられます。
  3. 集計: 全投票者の投票が集まった後、総ポイントが最も高い選手がその年のMVPとして発表されます。

MVP受賞の歴史

MVPの賞は1955-56シーズンから開始されました。
近年のMVP受賞履歴はこんな感じです。

シーズン選手チーム名順位
2022-2023ジョエル・エンビートフィラデルフィア・76ers東3位
2021-2022ニコラ・ヨキッチデンバー・ナゲッツ西6位
2020-2021ニコラ・ヨキッチデンバー・ナゲッツ西3位
2019-2020ヤニス・アデトクンボミルウォーキー・バックス東1位
2018-2019ヤニス・アデトクンボミルウォーキー・バックス東1位
2017-2018ジェームズ・ハーデンヒューストン・ロケッツ西1位
2016-2017ラッセル・ウェストブルックオクラホマシティ・サンダー西6位
2015-2016ステフィン・カリーゴールデンステート・ウォリアーズ西1位
2014-2015ステフィン・カリーゴールデンステート・ウォリアーズ西1位
2013-2014ケビン・デュラントオクラホマシティ・サンダー西2位
2012-2013レブロン・ジェームズマイアミ・ヒート東1位
2011-2012レブロン・ジェームズマイアミ・ヒート東2位

MVP(レギュラーシーズンMVP)とNBAファイナルMVPは別々の賞ですが、同じシーズンに同じ選手が2つの賞を受賞したことが何度かあります。(レブロン・ジェームズやティム・ダンカン等)

※ファイナルMVPです

複数回の受賞者

MVPを複数回受賞した選手は、NBAの最も偉大な選手たちの一部とされています。
例として、マイケル・ジョーダン(5回)、レブロン・ジェームズ(4回)、マジック・ジョンソン(3回)などが挙げられます。

MVPを受賞すると賞金(お金)はもらえますか?

NBAのMVP受賞者には賞金が与えられます。

一部の報道によると、2010年代後半のMVP受賞者はNBAからおおよそ10万ドルの賞金を受け取ると言われています。

ただし、この賞金の額は、選手の契約やその他の取り決めによって変動することがあります。

スポンサーからのボーナスのほうが多く貰える?

例えば、一部の選手は、自分のエンドースメント契約(スポンサーとの広告契約)の中で、特定の個人賞を受賞した場合のボーナスを取り決めています。

そのため、MVP受賞だけでなく、他のアワードや達成をもとにしたボーナスが付与されることもあります。

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更に重要なのは、多くの選手がシューズやスポンサーとの広告契約に、MVPや他の賞を受賞した場合の特別な条件を持っていることです。

これらのボーナスは、NBAからの正式な賞金よりもはるかに高額であることが多いです。
MVPを受賞すると、スニーカー契約から数百万ドルのボーナスを受け取ることができる場合もあります。

NBAから直接与えられる賞金の額については、公式には公開されていないことも多く、具体的な金額は一般には明らかにされていないこともあるので注意が必要です。

MVP選出に不満を持って荒れる事も…

MVPの選出は過去に何度か不満が残る結果となったこともあります。

(2001年) アレン・アイバーソン vs シャキール・オニール

アレン・アイバーソン vs. シャキール・オニール

2000-2001 シーズンのMVPを受賞したのはアレン・アイバーソンでした。
この年のMVP選出は、アイバーソンの偉業を称えるものとして評価されていますが、シャキール・オニールも十分にMVPに相応しいシーズンを送っていたため、多くの議論を巻き起こしました。

(2017年) ラッセル・ウェストブルック vs. ジェームズ・ハーデン

ラッセル・ウェストブルック vs ジェームズ・ハーデン

2016-2017 シーズンのMVP競争は特に激しかった。
ウェストブルックは平均トリプルダブルを記録するという驚異的な偉業を成し遂げました。
一方、ハーデンはヒューストン・ロケッツを第3シードまで導き、彼自身も個人的なベストシーズンを過ごしました。
ハーデンのロケッツはウェストブルックのサンダーを上回る勝利を挙げていましたが、ウェストブルックの個人成績とドラマチックな勝利が彼のMVP受賞を後押ししました。

プレイヤー1位2位3位Pts
ラッセル・ウェストブルック691913888
ジェームス・ハーデン226910753
カワイ・レナード9952500
レブロン・ジェームス1419333
アイザイア・トーマス00481
2016-2017 シーズンのMVPの得点表

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